ディーン・フジオカさん演じる五代友厚が大活躍ですよね。
先日、大同生命メモリアルホールで広岡浅子の展示会へ行ったのをきっかけに、大阪取引所と企業家ミュージアムでも五代友厚関連の展示が行われていると知って早速行ってきました。
1.大阪:北浜:大阪取引所:5階OSEギャラリー展示室
大阪市営地下鉄、北浜駅を降りてすぐの大阪取引所です。たまたま取引所の中へ入った時に「あさが来た」のポスターを目にしてOSEギャラリーのことを知ったのでした。エレベーターの前に「あさが来た」のポスターがあります。
これを見て4階まで上がって「五代さんの展示会を見せてください」と言ったところ、「ん?」という表情の警備員さん。
どうやら「五代さんの展示会」ではなく、普段から公開している資料の中に五代友厚や廣岡信五郎の関連資料があるということでした。お恥ずかしい~!
4階で名前を記入して、もう一度エレベーターに乗って5階の展示会場へ向かいます。
株の売買が始まった頃の株券も展示されています。当時は一人一人名前を書いて判子を押して購入するものだったのですね。
こちらが五代友厚による株式取引所設立趣意書です。
五代友厚のような人が一般に株取引を公開してくれたからこそ今の世の中に繋がっているんだと実感できました。まさにこの場所で、株の取引所を開くために奔走していたんですね。タイムスリップするような不思議な感覚です。
大阪株式取引所の創立株主人員姓名便覧です。ここには、五代友厚だけでなく廣岡信五郎の名前もあります。他には三井、鴻池、住友、と現在も名を馳せる苗字があります。
ドラマでは現在のところ家業に取り組む様子のない新次郎(廣岡信五郎)がどうなっていくのか楽しみになります。写真に撮りきれませんでしたが、まだまだ貴重な資料の数々と現在の取引についてのパネル展示がありました。
北浜に寄る機会があれば是非!
2.企業家ミュージアム「没後130年企画:大阪の恩人:五代友厚」
こちらは先日、大同生命メモリアルホールで行われていた広岡浅子の展示会の次に歩いて訪れました。
GoogleMapで調べると「徒歩で30分」と表示されたため、それを「まあまあ近い」と解釈した私は大同生命メモリアルホール(肥後橋)から企業家ミュージアム(堺筋本町)まで歩きましたが…30分以上かかり「結構遠いやん」と思ってしまいました!
(この順番で展示会を見に行かれる方は電車がおすすめです。)
こちらは大阪発の企業家達を紹介しているミュージアムです。
朝ドラ「マッサン」にも出てきたサントリーの鳥居新次郎や、先日NHKドラマで放送された阪急電車創設者の小林一三などが紹介されています。そのミュージアムに現在特設コーナーができていて五代友厚についてのパネル展示とゆかりの資料展示があります。
通常展示が終わった後の部屋に、五代友厚関連のパネルと関連資料の展示がありました。当時、役職を言い渡された時の資料などが展示されており、辞令を大切に保管していたようです。五代友厚は100万円(当時)の借金を残してこの世を去ったらしく、儲ける時も使う時も豪快だったようです。
↓企業家ミュージアムでいただいた五代友厚の資料です。
ディーン・フジオカさんも9月に来館
「あさが来た」で五代友厚役を演じるディーン・フジオカさんも9月に企業家ミュージアムを訪れ、館長さんと対談されました。
撮影許可をいただきました。サインが何だかおちゃめです。ディーンさんって面白い方なのかもしれません。
ディーン・フジオカさんと企業家ミュージアムの館長さんとの模様は11月に放送されるそうです。
特別番組として放送されるようですが、今のところ企業家ミュージアムに情報があるのみで詳細がわからず…。
大阪企業家ミュージアム ブログ:「あさが来た」ならぬ「五代が来た」!
3.さいごに
大阪は近代化された中にも当時と同じ場所でビジネスが続いている場所が沢山あるというのが新たな発見でした。
大同生命も加島屋があった場所でそのまま営業していますし、大阪取引所も先程の建物の横に新しいビルがあり、そちらで営業しています。
新しいビジネスを興そうと走り回っていた当時の人々の姿が見えてきそうな一日でした。
4.「あさが来た」関連書籍一覧
五代友厚関連の本も出版されていて話題になっています。写真に残っている五代さんの凛々しさが感じられる表紙です。
ここまで大阪の発展に貢献した人物が、今まで歴史を習う時にあまり話題にならなかったのが不思議なぐらいですよね。
現代に生きる私達も見習いたい「 九転十起」の生き方