リオ五輪マラソン男子日本代表選考最後のレースとなる「びわ湖毎日マラソン」が本日終了しました。
誰が優勝して誰が日本人1位になるのかが最後まで読めないレース展開となり、目が離せませんでした。最後のトラック勝負では「いけ~!」と手に汗握った方も多かったのではないでしょうか。
今後が気になるリオ五輪のマラソン男子日本代表について、予想しました。
リオ五輪マラソン男子代表予想(「びわ湖毎日マラソン」終了後)
各選考レースの上位3人の成績を比較(福岡国際マラソン・東京マラソン・びわ湖毎日マラソン)
福岡国際マラソン
3位 佐々木悟 2時間8分56秒
5位 高田千春 2時間10分55秒
7位 大塚良軌 2時間12分46秒
東京マラソン
8位 高宮祐樹(ヤクルト)2時間10分57秒
10位 下田裕太(青山学院大学)2時間11分34秒
11位 一色恭志(青山学院大学)2時間11分45秒
びわ湖毎日マラソン
2位 北島寿典(安川電機) 2時間9分16秒
4位 石川末廣(Honda) 2時間9分25秒
5位 深津卓也(旭化成) 2時間9分31秒
「びわ湖毎日マラソン」後の日本陸連・尾縣貢専務理事のインタビュー
「びわ湖毎日マラソン」終了後の陸連の尾縣貢専務理事のインタビューでは「(今回のレースは)高評価です」という言葉がありました。2位(日本人1位)の北島寿典選手(安川電機)については、最後の方でここまでパワーを残していたとは!という話でした。4位(日本人2位)の石川末広選手(ホンダ)についても、ベテランらしく安定しているという話でした。
リオ五輪日本代表予想・3人目はびわ湖マラソンから?
福岡国際マラソンで2時間8分56秒を出した佐々木悟選手が一人目と予想。次に、今回のびわ湖毎日マラソンから、気温が高かった中レース後半で追い上げて最後のトラックのデッドヒートで2位になった北島寿典選手がリオ五輪に決まるかなと予想しています。
北島選手が、途中、脇腹を押さえていた時にはどうなるかと思いましたが、「(脇腹を)たたいたりしていた」ら良くなったと話していたので、気力での追い上げだったと思います。体は良く動いていたそうです。
気になる3人目は、今回の「びわ湖毎日マラソン」で4位(日本人2位)に入った石川末広選手になるかなと予想しています。
3人目に石川末廣選手と予想している理由は3つ。
1)気温が高い中(スタート時19.8度)、2時間9分台の記録を出したこと(2時間9分25秒)
2)レースの後半で追い上げる粘り強さを見せたこと
3)先程の陸連の尾縣貢専務理事のインタビューで、びわ湖マラソンを「高評価」との言葉があり、今回のびわ湖マラソンが有力視されそうな印象があった
(記録だけではなく、レース展開や過去の安定した成績も重要視している印象がありました。)
女子の最後の選考レース、名古屋ウィメンズが終了してから2016年3月17日にリオ五輪マラソン日本代表が発表されるそうですが、誰になるのか発表が楽しみです。
【参考】↓日刊スポーツ 各選手の記録とレース展開の詳細記録
【参考】⇒リオ五輪マラソン代表、3月17日に決定 :日本経済新聞
【参考】「スタート時点での気温は19.8度」日本陸連・酒井勝充強化副委員長の記者会見より⇒びわ湖毎日マラソン 日本勢トップは北島 NHKニュース
【参考】Honda公式HPより石川選手プロフィール⇒石川末廣 | SPORTS | Honda
川内優輝選手を今後も応援したい
川内選手のびわ湖マラソンの記録は7位で2時間11分53秒。
前回の福岡国際で良い成績が出なかったことから、リオ五輪ではなく世界選手権へ向けて頑張るとのことでした。
自分のペースで練習して毎月のようにレースに出ている川内選手を見ていると、毎回応援したくなります。
今回もゴール直前でロンドン五輪代表の中本健太郎選手を抜くという激走を見て、川内選手をオリンピックで見たかったなとも思いました。
定時制高校の事務をフルタイムでこなすハードスケジュールの中で自分の時間を見つけてやり繰りするという独自の練習スタイルに勇気づけられました。
自力でもオリンピックを目指すことができると証明した人だと思います。
東京マラソンで活躍した青学の選手達の今後にも期待
東京マラソンで青学の下田選手と一色選手が活躍したのを見て、青学の選手達の今後も気になりました。東京オリンピックの頃には、青学出身の選手達がトップに来るかもしれないですよね。
原晋監督は青学の選手達をリオ五輪に猛烈アピールしていましたが、陸連からは「そういう(将来を期待しての)枠はない」と言われていました。
しかし、本日2016年3月6日のニュースでは、原晋監督がオリンピックマラソン代表選考について「記録ポイント案」を提言したと話題になっています。
今回のリオ五輪ではそういう枠はないにしても、東京オリンピックの頃には選考方法としてポイント制も検討されるかもしれません。
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⇒【リオ五輪2016】マラソン女子日本代表は誰になる?「名古屋ウィメンズマラソン」終了後の予想&野口みずきラストチャレンジ - さんぽガーデン