今年もやって来ました!京都が祇園祭で盛り上がる季節です。
「祇園祭の山鉾巡行が始まる前にこれだけは書いておかなくては!」と思い、今回は、私の昨年の祇園祭・山鉾巡行での体験談と有料観覧席の情報についてまとめたいと思います。
祇園祭の山鉾巡行は、朝早くから場所取りすれば無料でも観覧することができるのですが、これが大変なんです!
昨年、朝早く京都に到着して良い場所を取れた私は山鉾巡行をよく観ることができたものの、トラブル勃発で悲惨な一日となってしまいました。
「もし次回行くなら絶対有料観覧席にするぞ!」とかたく誓った次第です。
もし、今年(2017年)の祇園祭で山鉾巡行を良い場所で見ようと思っている方がいらっしゃったら、有料観覧席の情報もまとめますので、ご参考になれば幸いです、
【この記事のもくじ】
- 祇園祭・山鉾巡行を観るため朝早くに京都へ到着
- 横断歩道周りで少しずつ雰囲気が悪くなる
- 有料観覧席付近をチェックすると和やかに観覧していた
- 祇園祭観覧時の持ち物リストと注意点
- まとめ
- 合わせて読みたい(京都・大阪観光関連おすすめ記事)
祇園祭・山鉾巡行を観るため朝早くに京都へ到着
昨年の夏のことです。
「祇園祭の山鉾巡行を良い場所で観るぞ~!」とワクワクしていた私は、朝8時台に京都の河原町付近へ到着。
「山鉾巡行を見るにはどこがいいんだろう?」と考えた結果、河原町~三条付近で、交差点の角で良い場所を見つけられたら、そこで山鉾巡行を見ようと思っていたんです。
河原町の角(交差点「四条河原町」マルイ付近)は、早くも人がいて2~3列目なら場所が取れそうでした。
山鉾が角を曲がる「辻回し」が見どころということで人気の場所です。
(ニュース番組でよく写る場所の一つです。)
しかし、考えているうちに「京都市役所前」の交差点なら、辻回しがさらに盛り上がると聞いて、そちらへ向かうことにしました。
歩いて行って15~20分ほどで到着。ここは一眼レフの望遠レンズのカメラを持った方達が沢山いて、私は4~5列目といったところでしょうか。
山鉾は大きいのでよく見えそうだと思い「京都市役所前」の交差点の角にいることにしました。
テレビカメラは一般の人が入れない場所(通行止めをしている道路真ん中など)でスタンバイしています。
横断歩道周りで少しずつ雰囲気が悪くなる
警察官が沢山いて、横断歩道を歩く人の歩道確保のために交通整理をしていました。
その間、その周りにいた人達(朝早くから場所取りしていた人)の一部が後ろへ移動させられたんです。
「後で横断歩道を閉鎖した時にこの場所に戻ってきたらいいですよ~」と警察官。
私はそこから少し離れた場所にいたものの、「移動させられた人って元の場所に戻れるのかなぁ。なんだかトラブルになりそう…。」と嫌な予感がしてきました。
移動した人達は人だかりの後ろの方で待っています。
前の方は前の方で、朝早くから場所を取っていた人達がずっと待っていました。
そこに横断歩道を渡ってきた人たちがさりげなく混ざりこむと「俺らは朝早くから待ってるねん。後から来て一番前に来ようとするなんて(以下略)」と早くもトラブルが発生し始めていました。
この頃になると身動きが取れなくなり始めて、移動するにも移動できず…。
「あ~、どうなっちゃうんだろう」
と思っていたその時、警察官が、
「では、横断歩道を閉鎖しますね~。みなさんゆっくり前の方にいらっしゃって下さい。」
と言いました。
横断歩道は閉鎖されて、その周りにいた人達がすーっと前の方へ。
一番前の方で喧嘩勃発!!!
▲京都市役所です。
朝から場所取りしていた人達で後ろの方へ移動させられていた人達は、元いた場所に結局戻れませんでした。
戻れなかった人達は「ずっと待ってたのに」と落ち込んでいました。
なにしろ、警察官は随時入れ替わっていて「横断歩道を閉鎖した時に戻ってきたらいいですよ」と言っていた警察官は、もうそこにはいないんです。
ちょっと無責任な発言だなぁと思ってしまいました。
そして、一番前の列にいた人達が騒ぎ始め「そこにおったらカメラ邪魔やねんけど!?」「は?わたしずっとここにいますけど?」と大喧嘩勃発です。
二人とも、望遠レンズ付きの一眼レフカメラを持っているので、絶対に良い場所で写真を撮りたくて譲らないのです。
一人は男性で、一人は女性。女性のほうが「あんたやる気か!?」と男性を挑発し始めて、周りの空気は凍りつき、みんな息を止めて見守りました。
警察官はちょっと離れたところにいてこのトラブルに気付いていません。何かあったら駆けつけるでしょうけど、他のことで忙しそうでした。
う~、どうしよう!
山鉾巡行スタート!周りの方に山鉾巡行の順番が書かれた紙をいただくものの、喧嘩は続く…
私のすぐ周りにいた人達はとても親切で、山鉾巡行が通る順番を書いた紙をくれたり、小柄なお年寄りの女性に前の方へ行ってもらって山鉾が見えるようにしたりと和やかな雰囲気だったので良かったです。
しかし、山鉾巡行の間中、先程の喧嘩中だった二人(一番前にいた人達)はずっと大声で言い争っていたんですよ。
耳をふさぐわけにもいかず移動もできず、山鉾巡行を観ている間中心ここにあらずといったかんじで時が過ぎました。
これはかなり悲惨です…。
私の周りの方々も、もう気配を消してみんな「しーん」としてしまいました。
場所的にはよ~~く見えたんですよ。
でも、人の喧嘩を観たり聞いたりしながらだと全く楽しくないですし、「時間ができたらゆっくり祇園祭の山鉾巡行を見にいこう」と楽しみにしていた行事がこんな一日になるなんて…。悲しかったです。
有料観覧席付近をチェックすると和やかに観覧していた
▲(参考画像)有料観覧席は外にパイプ椅子が並べられます。
以前、葵祭と時代祭は有料観覧席で観て、ゆっくり観ることができてすごく良かったんです。
「やっぱり祇園祭も有料観覧席の方が良かったのかな。一応チェックしてみよう」
と、少し空いてきた頃に京都市役所前の交差点から西の方へ歩いて移動してみました。
パイプ椅子が並ぶ有料観覧席があり、みなさんゆっくり山鉾巡行を観覧している様子でした。
雰囲気も和やか。
「有料観覧席にすれば良かったなぁ」と、これほど強く思った日はありませんでした。
今年(2017年)の有料観覧席は3,180円です。
観覧を検討中の方はなるべく早く購入されるのがおすすめです。もし、直前に行くことを決定した場合でも、チケットを買ってから行く方が良いかなと思います。
せっかく山鉾巡行を観るなら、楽しみたいですし、安全・安心な方が良いですよね。
京都市観光協会の公式HPに有料観覧席の案内あり
2017年の祇園祭の有料観覧席の案内は、京都市観光協会のHPに詳しく書いてあります。
コンビニでの買い方、チケットぴあや、旅行会社での買い方が詳しく掲載されています。
有料観覧席の料金:
①一般席3,180円(税込)
②辻回し観覧プレミアム席9,000円は販売終了
③英語解説付き観覧席(前祭りのみ)チケット料金4,500円・全席指定・イヤホンガイド貸出料込み・パンフレット・帽子など付き)(御池通)
【上記①の一般席チケット販売について】
✕★2017年度のコンビニでのチケットの販売は終了しています。
✕★インターネット(旅の発見ディーゲート・チケ探・楽天チケット)でのチケットの販売は終了しています。
◎★JTB店頭と近畿日本ツーリスト店頭では2017年6月8日12:30時点でチケット販売中です★
◎★京都総合観光案内所(京なび)では017年6月8日12:30時点ではチケット販売中です★電話番号075-343-0548 (JR京都駅ビル2階 南北自由通路沿い/時間:8時30分~19時 毎日)
◎★河原町三条観光情報コーナーでは2017年6月8日12:30時点でチケット販売中です★電話番号075-213-1717 (京都市中京区河原町通三条上ル恵比須町427 京都朝日会館1階/時間:10時~18時 毎日)
★有料観覧席の販売状況は随時変わりますので、下記の京都市観光協会の公式HPをご参考になさってください。
【上記②の英語解説付き観覧席チケットについて】
販売場所は、
(1)インターネットでの販売 ⇒Tabee Japan
(2)ツーリストインフォメーションセンター
・大阪ツーリストインフォメーションセンター (H.I.S)
・関西ツーリストインフォメーションセンター京都 (JTB)
(3)京都総合観光案内所(京なび)
(4)京都市河原町三条観光情報コーナー
です。英語解説付き観覧席のチケットの販売は、一般席チケットと販売場所が異なりますのでご注意ください。
有料観覧席での観覧日時と場所詳細
①前祭巡業(7月17日)(月・祝)
有料観覧席は: 御池通の寺町通から新町通の間
通過時刻:午前10時20分頃(寺町御池)~11時20分頃(新町御池)
【参考資料】(クリックでPDFが開きます)⇒祇園祭 前祭山鉾巡業・御池通観覧席見取図
②後祭巡業(7月24日)
有料観覧席は: 御池通の寺町通から河原町通の間(京都市役所前)
通過時刻:午前10時頃 【参考資料】(クリックでPDFが開きます)⇒衹園祭後祭山鉾巡行観覧席見取り図
有料観覧席問い合わせ先
・京都総合観光案内所(京なび)
TEL:075-343-0548 (JR京都駅ビル2階 南北自由通路沿い/時間:8時30分~19時 毎日)
・河原町三条観光情報コーナー
TEL:075-213-1717 (京都市中京区河原町通三条上ル恵比須町427 京都朝日会館1階/時間:10時~18時 毎日) ※「旅行会社でのツアー設定についてもご相談下さい。」とのことです。
海外からお越しの方がお求めやすい窓口での販売
KYOTO TOURIST INFORMATION CENTER (H.I.S)
京都ツーリストインフォメーションセンター (H.I.S)
OSAKA TOURIST INFORMATION CENTER (H.I.S)
大阪ツーリストインフォメーションセンター (H.I.S)
KANSAI TOURIST INFORMATION CENTER KYOTO (JTB)
関西ツーリストインフォメーションセンター京都 (JTB)
名古屋からお越しの方の問い合わせ先
京都市観光協会業務取次所 名古屋業務取次所
TEL:052-582-2899
(名古屋市中村区名駅1-2-4 名鉄バスターミナルビル4F 名鉄観光バス株式会社 ドラゴンズパック&ハイキングセンター 10時~18時 日曜休)
祇園祭観覧時の持ち物リストと注意点
有料観覧席では日傘をさすことが出来ないので、帽子やサングラス、手袋など紫外線対策ができるものを持っていくことがおすすめです。
椅子が暑くなることがあるので、椅子に敷くことが出来るハンカチやタオルなどを持っておくと良いかなと思います。
水分補給が充分できるように、水筒やペットボトルに水やお茶をお忘れなく。
というわけで、持ち物リスト詳細です。
①紫外線対策グッズ(帽子・サングラス・手袋・長袖のはおりもの・UVカットクリームなど)
↓ちなみに、私はお祭りやスポーツ観覧にはフェイスマスクを使っています。
②椅子に敷くもの(ハンカチ・タオルなど)
③水分(水筒・ペットボトルなど。予備も持って行きましょう)
④あると便利なもの(冷えピタ・クールコアタオルなど)
★注意点:戦闘通過予定時刻の30分前までに入場しておきましょう。(混雑を避けて確実に入場するため)
★雨天決行です。雨天の場合は使い捨てのレインコートが配られます。当日、雲行きが怪しい場合は、折り畳み傘などを準備しておくと安心ですね。
まとめ
私自身が祇園祭で悲しい体験をしたので、今年山鉾巡行観覧をご検討中の方は是非楽しんで欲しいなぁと思い、無料での場所取り体験談と2017年の祇園祭・山鉾巡行の有料観覧席情報をまとめました。
私は、今のところまだスケジュール調整中で今年は行けるかどうかわからないのですが、スケジュールが合うようなら是非行きたいなぁと思っています。
色々な体験があっても、京都では圧倒的に楽しい時間の方が多いですし、お祭りが大好きなんですよね。
山鉾巡行の音を聞きながらその後商店街をブラブラするのはとても楽しかったですよ。
祇園祭へ行かれる方は、是非安全な場所で、楽しんでくださいね!