(2016年11月14日更新)「メルカリでRMTやゲームアカウントの売買は違反じゃないの?」と長年言われていたのですが、2016年8月頃より利用規約の解釈が変わったことから、電子データの取引(出品・購入)が可能になりました。
現在、沢山のゲームアカウントがメルカリ上で取引されているのですが、まだまだ問題点も沢山ありますので、出品・購入でトラブルになる前に知っておきたいルールと注意点をまとめました。
- メルカリで「電子データ類」の出品が可能になった!ゲームアカウントの出品を通報する欄が消えた
- 【出品者】ゲームのアカウントを出品した人が巻き込まれるかもしれないトラブル
- 【購入者】メルカリでゲームのアカウントを購入した人が巻き込まれる可能性があるトラブル
- まとめ:メルカリのルール上でゲームのアカウント取引は可能でも、ゲーム運営会社が禁止している場合は問題になる可能性もあるので要注意
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メルカリで「電子データ類」の出品が可能になった!ゲームアカウントの出品を通報する欄が消えた
メルカリで以前は出品禁止されていた「電子データ類」の出品が可能になりました。そこで、ゲームのアカウントを売買する取引がぐんと増えました。
以前は、ゲームのアカウントを出品していることを通報する欄もあったのですが、現在は消えています。
メルカリの「電子データ類」出品に関する見解
メルカリに実際に問い合わせたという人が、メルカリからもらった返信内容から「電子データ類」出品に関する見解が分かります。
多くのお客様からのご要望をいただき、現在「電子データ類」の出品を可能といたしております。
なお、下記につきましては引き続き出品を禁止いたしております。 ・物品ではないもの ・個人情報の記載された電子チケット ・著作権・商標権などの他人の権利を侵害するもの ・商品に関する契約などで譲渡・転売が禁止されているもの
電子データの利用可否については、事務局で事実確認が出来ない為、トラブルや行き違いが起きないよう、取引き相手の方とよくご相談いただいた上でお決めいただければと存じます。
(引用:メルカリでゲームアカウントを売るのってダメじゃないのですか?調べた... - Yahoo!知恵袋)
メルカリで電子データの出品はOK!でも、問題は山積み
上記の回答からも、メルカリで電子データを出品しても大丈夫なことが分かりました。しかし、最後の文をもう一度見てみると、問題があることがわかります。
電子データの利用可否については、事務局で事実確認が出来ない為、トラブルや行き違いが起きないよう、取引き相手の方とよくご相談いただいた上でお決めいただければと存じます。
”ゲームのアカウントを購入して実際にそのアカウントが使えるものなのかどうかメルカリ事務所では確認できないので自己責任で決めること”という風にも読めます。
また、「著作権・商標権などの他人の権利を侵害するもの、商品に関する契約などで譲渡・転売が禁止されているもの」については引き続き出品禁止なので、ゲーム運営会社が禁止している場合はアウトとも解釈できますので、注意が必要です。
そもそもゲームの運営会社がアカウントの売買を禁止している場合はどうなる?
@angelic_wings_T 多くのお客さまからご要望をいただき、現在「電子データ類」の出品は可能になっています。しかしながら、権利者が禁じているもの、個人情報の記載されたもの等については引き続き出品を禁止いたしております。よろしくお願いいたします。
— メルカリ スマホでかんたんフリマアプリ (@mercari_jp) September 5, 2016
これからメルカリでゲームのアカウントを出品したり購入したりしようと思っている人が一番気になるのが「ゲーム運営会社がアカウント売買を禁止しているのにメルカリで出品したり購入したりしてもいいの?」ということですよね。
これは、かなり危険でアウトだと思います。
「電子データ自体はメルカリで取引できるが、ゲームのアカウントの売買をゲーム運営会社が禁止していたらアウト。メルカリに通報されると出品取り消し、ゲーム運営会社に通報されるとゲームのアカウントが使えなくなるなどトラブルになる可能性は充分ある」ということです。
「本当はアウトなのに見つからなければセーフ」というのは、万が一トラブルになった場合、取引をした人だけでは問題解決が難しくなりますのでリスクが高いと思います。
【出品者】ゲームのアカウントを出品した人が巻き込まれるかもしれないトラブル
ゲームの運営会社がゲームのアカウントの売買を禁止している場合、メルカリでゲームのアカウントの出品を見かけた誰かがゲームの運営会社に通報した場合は、そのゲームでの全アカウントが使用・利用停止になる可能性があります。
(実際に売買したアカウント以外にも複数のアカウントを持っていれば、別のアカウントも停止になる可能性があります。)
そうなった場合は、ゲーム上でもトラブルになりますし、メルカリでゲームのアカウントを購入した人に返金する必要があります。
【購入者】メルカリでゲームのアカウントを購入した人が巻き込まれる可能性があるトラブル
万が一、誰かがゲームのアカウント出品についてゲーム運営会社に通報した場合、購入したアカウントが使えないというトラブルに巻き込まれる可能性があります。
ゲームのアカウントにログインして、アカウントが使えると確認してメルカリで受取通知をした後にアカウントが停止になると、返金される補償はありませんし危険ですよね。
また、ゲームのアカウントを購入した後でパスワードを自分用に新しく変更しないと、出品者がまたゲームにログインしてアカウントを操作してしまうことも考えられます。
メルカリで取引完了後2週間(14日)経過すると取引メッセージは消える(非公開):出品者が商品を削除できるのでトラブル後で連絡がとれなくなる可能性あり
メルカリで受取通知をした後、最後の取引メッセージから14日経過すると「取引が完了しました」と表示され、それ以上取引メッセージのやり取りはできなくなって過去のメッセージも消えて見えなくなってしまいます。(非公開になる)
また、受取通知後、取引メッセージの最後のやり取りから14日経つと、出品者が出品商品の情報自体を消去することができますので、後になってアカウントが停止されたり出品者がゲームを操作してしまったなどのトラブルに巻き込まれた場合、出品者と連絡が取れなくなる危険性もあります。
メルカリが電子データの出品を可能にした理由は?
問題は山積みの電子データの取引ですが、なぜメルカリは売買をOKにしたのでしょうか。
理由はおそらく、他のフリマアプリやオークションサイトではゲームのアカウントが沢山売買されており、メルカリだけが禁止すると使用者が他のサイトやフリマアプリに流れてしまうからだと思います。
また、ゲーム運営会社の多くはゲームアカウント売買の禁止をルールに明記していますが、法律違反なのかと言われるとそうではないので判断が難しいところです。
電子データの取引は可能になったものの、文章の解釈の方法によってはゲームのアカウントの売買は禁止とも受け取れるので、メルカリではゲームアカウントの取引はしない方が良さそうです。
まとめ:メルカリのルール上でゲームのアカウント取引は可能でも、ゲーム運営会社が禁止している場合は問題になる可能性もあるので要注意
今回は、メルカリでゲームのアカウントを出品したり購入したりする前に知っておきたいルールと問題点についてまとめました。
メルカリのルール上の解釈では出品可能になった電子データ。ゲームアカウントの取引の場合はゲーム運営会社のルールに従い、ゲーム運営会社がアカウントの売買を禁止しているものについては無理に売買しないように心がけたいですね。