ZOZOTOWN(ゾゾタウン)に続いて、メルカリでもツケ払いである「メルカリ月イチ払い」の試験運用がスタートしました。
商品代金の支払いを1か月単位でまとめて翌月払いできるという新しい支払い方法です。クレジットカードにも似たメルカリ独自の支払い方法となっています。（現時点で利用できるのは一部のユーザーのみ。将来は順次拡大予定）
今回は、この「メルカリ月イチ払い」の仕組みとメリット・デメリットを詳しくご紹介します。
また、ZOZOTOWN（ゾゾタウン）のツケ払いのように問題はあるのかどうか、トラブル回避するための対策・解決方法についても詳しく解説します。
- 「メルカリ月イチ払い」の仕組みとメリット
- 「メルカリ月イチ払い」のデメリット・問題点とトラブル回避のための対策方法とは？利用する前にチェックしておこう
- 【まとめ】「メルカリ月イチ払い」は1か月分を一括まとめ払いできて便利な支払い方法。デメリット・問題点と解決方法を知って賢く利用しよう
- 合わせて読みたい（おすすめ記事）
「メルカリ月イチ払い」の仕組みとメリット
メルカリで買い物した商品代金の支払いを1か月分まとめて、翌月に一括支払いすることができるのが「メルカリ月イチ払い」。
例えば、今月6月中に買い物した商品代金を全てまとめて、翌月1日から末日までにコンビニ・銀行ATMから支払うことができます。売上金からも支払うことができるのも特徴です。
（現時点では対応していませんが、将来的には「銀行口座振替」で支払うこともできるようになるそうです。）
利用限度額は20,000円まで、利用ごとに手数料が100円かかります。（オープニングキャンペーン中は月に何回使っても利用手数料は100円。）
これまでメルカリで買い物する度にコンビニや銀行ATMで支払いをしていたユーザーにとっては、毎回支払いに行かなくても月に1回で済ませられるというメリットがあります。
コンビニや銀行が家から遠いメルカリユーザーの場合は時短できるので、とても便利だと思います。
また、支払い期日が商品を購入した月の翌月末日までとなっているので、最大で2か月支払いを先延ばしにすることができるというメリットもあります。（例えば、7月1日に購入した商品代金の支払締め切り期日は8月31日となります。）
緊急に必要な商品があった時などに特に便利ですよね。
「メルカリ月イチ払い」のデメリット・問題点とトラブル回避のための対策方法とは？利用する前にチェックしておこう
支払いがさらに便利になってユーザーに人気になりそうな新しい支払い方法「メルカリ月イチ払い」ですが、いくつかデメリットや問題点もありそうです。
トラブル回避のためにも、利用する前にデメリットや問題点をチェックして対策方法も知っておきましょう。
【デメリット①】お金を支払う前に商品が手に入ってしまうので「お金を使った」という感覚なしにどんどん使ってしまう可能性がある
「今手元に現金がないから“月イチ払い”にしよう。バイト代が来月入る予定だから良いかな。」と手元にお金がない時に「メルカリ月イチ払い」を利用しようとしている場合は要注意です。
「メルカリ月イチ払い」を利用すると商品代金を支払う前に商品が手に入るので、お金を使っているという感覚がないままに買い物をし続けることがあるかもしれません。
そういう時は「この商品は借金してまで買う必要がある？」と一度立ち止まってみましょう。
【解決方法①】支払いは先でも商品を購入する時は「お金を使った」という感覚を持つために家計簿やメモアプリなどに記録しておく
利用限度額が2万円なのでそれ以上「メルカリ月イチ払い」の請求が来ることはないとは言っても、忘れきっていた頃に請求が来ると「今月どうやってやり繰りしていく？」というトラブルに見舞われる可能性もありますよね。
「メルカリ月イチ払い」を利用した場合は、家計簿やメモアプリなどにいくらお金を使ったのか毎回メモしておくことがおすすめです。
商品を購入する度に日付・商品代金・商品名をメモして合計を出しておけば、いくら使ったのか把握しやすくなりトラブル回避できる可能性も高くなりそうです。
【デメリット②】計画的に使わないと未払い問題を起こす可能性がある：クレジットカード破産・ZOZOTOWNのツケ払い未払い問題に似たトラブルを起こす可能性あり
「メルカリ月イチ払い」は、商品代金の支払いを翌月に一括にまとめることができるので、クレジットカードを持っていないメルカリユーザーでもクレジットカードに似た支払い方法を利用できるサービスとなっています。ZOZOTOWNのツケ払いにも似ていますよね。
現に、「メルカリ月イチ払い」と似た支払い方法「ツケ払い」を導入しているZOZOTOWNでは問題も起こっています。
軽い気持ちでZOZOTOWNのツケ払いを利用したユーザーが、支払い期日に代金を支払うことができずに「未払い」になってしまい、請求書・督促状が家に届いてから「今まで借金して買い物していたんだ！」と気付いたというケースです。クレジットカードを持っていない未成年のユーザーに特に起こりやすい問題のようです。
「メルカリ月イチ払い」でも「支払いは翌月だから大丈夫」と気軽に買い物しているうちに、支払期日が迫った翌月になって「支払うためのお金を用意できないから支払いできない」という未払い問題が起こる可能性もあります。
特に「メルカリに色々出品して売れば来月には売上金が入るはずだから、その売上金を支払いに充てよう」「今はお金がないけど来月にはバイト代が沢山入りそうだから大丈夫」と、手元にお金がないのに買い物を続けようとしている場合は要注意です。
翌月には、売上金やバイト代を他のことに使わなければならなかったりする場合もありますので、手元にお金がない時に「メルカリ月イチ払い」を利用しようとしている場合は、購入をひかえることも大切です。
万が一未払いが続いた場合などは、利用停止などのペナルティになる可能性もあります。また、お金の管理がルーズになり将来買い物破産を起こすきっかけになる可能性もあります。
【解決方法②】計画的に利用するためにも、「欲しいもの＆予算リスト」を作って吟味してから商品を購入するようにする
このブログでも何度かピックアップしているのが「メルカリで買い物をしすぎる」というテーマです。
実際に「メルカリ 買い物しすぎる」「メルカリ 依存」などの言葉で検索してこのブログを読んでくださる方も多いんです。
メルカリに限らずですが、ネット通販やフリマアプリは誰でも気軽に利用できてポチッとタップやクリックをするだけで商品が届くのでとても楽しいですよね。
問題なく利用できている時は良いのですが、中には買い物がやめられないというケースもあります。
必要ない商品を購入して未払い問題を起こすなどのトラブルを回避するためにも、メルカリで買い物しすぎて困っている時には「欲しい商品」と「今月使って良い予算」を決めてから購入するようにしましょう。
欲しい物をリストアップして、優先順位の高い順番から予算内で購入するようにすれば「メルカリ月イチ払い」も問題なく利用することができます。
また、欲しい物をリストにして書き出すと、数日後に案外冷静になって「この商品はそんなに必要ないかも」と思えて節約できることもありますのでおすすめです。
リストの作り方などについては、こちらのブログ記事に詳しくまとめていますので是非合わせてご覧ください。
【まとめ】「メルカリ月イチ払い」は1か月分を一括まとめ払いできて便利な支払い方法。デメリット・問題点と解決方法を知って賢く利用しよう
今回は、メルカリで試験運用がスタートした「メルカリ月イチ払い」の仕組みとメリット・デメリット、問題点と解決方法についてご紹介しました。
買い物しすぎや未払いなどのトラブルを回避して計画的に利用すれば「メルカリ月イチ払い」はとても便利な支払い方法だと思います。
予算を決める・欲しい物をリストアップしておく・商品購入したら必ずメモを取る、など今回ご紹介した解決方法と上手に組み合わせて、上手に利用していきたいですね。
