”初詣は奈良の橿原神宮へ行ってみよう”と思い立った昨年末。奈良のガイドブックを見ていたところ「橿原市今井町」紹介のページを発見しました。
”ここは朝ドラのロケ地だ!”と気付き、初詣の途中、今井町にも行ってみることにしました。近鉄の「飛鳥日帰りきっぷ」を使っての日帰り旅です。
奈良県橿原市今井町は「あさが来た」のどの場面?
主人公あさが結婚する前、新次郎と父正吉が京都の今井家(あさの実家)を訪れる場面がありました。その際にあさが道で遊んでいる子ども達と一緒に遊ぼうとするシーンなどが撮影されたそうです。
京都という設定です。
朝ドラ「ごちそうさん」でも見かけた街並みです。「ごちそうさん」ロケでは西門家がある大阪の街並みとして描かれました。
NHKお気に入りのロケ地なのかもしれません。「あさが来た」は江戸~明治、「ごちそうさん」は明治~大正の話なので、時代が重なる部分もありますよね。
橿原神宮からも近く奈良観光もできる場所にある今井町
奈良県橿原市今井町は、近鉄橿原神宮前駅から北へ二駅の近鉄八木西口駅近くにあります。
今回は神戸方面から向かい、
「阪神三宮から奈良行き(近鉄乗り入れ)に乗り、近鉄大和西大寺で乗り換えて橿原線で八木西口駅で降りる」
コースを選びました。
切符は近鉄の「飛鳥日帰りきっぷ」。この切符一枚で、大和八木~飛鳥までの区間が一日乗り降り自由+バスのチケット2枚が付いています。(バスを使わない場合は、このチケットはレンタサイクルや施設の入場割引券として利用できます。)
フルに使うぞ!と意気込んでスタート。
この日は今井町から始まり、橿原神宮で初詣、さらに飛鳥からバスに乗って石舞台まで巡りました。
橿原市今井町は江戸時代の歴史的町並みが残る美しい街並み
八木西口駅から徒歩5分ほどで今井町に着きます。
今井町に入る手前には公共の新しいトイレもあって、観光しやすい雰囲気です。
この日はお正月の三が日だったこともあって、公開日ではない家が多かったのですが、街並みは朝ドラで観た景色そのままでした。
今も実際に家が使われていて、それぞれ店舗だったり、アトリエだったり、普通の住宅だったりします。
私達と同じように、ロケ地巡りをしている様子の方々がちらほら…。お正月なのでとても静か。
奥が現在も造り酒屋である「河合家」です。
路地裏も雰囲気があって、江戸時代の暮らしがしのばれます。
明治天皇行在所の石碑が残るお寺。橿原神宮へお参りされた後、こちらに立ち寄ったのかもしれません。
今井町のエリアの外には現代の街並み(マンションや店舗)が広がっていて、今井町のこのエリアだけタイムスリップしたような不思議な雰囲気です。
江戸時代設定のロケを想像することができて楽しい旅になりました。