【ネタバレあり】感想・「あさが来た」第23週「大番頭のてのひら」：養之助～！！【西畑大吾】

朝ドラ「あさが来た」もいよいよ大詰めの23週です。今週の感想を言いたい！書きたい！土曜の午後に早速書きます。

というわけで、【ネタバレあり】ですので、まだご覧になっていない方はご注意ください。

【↓以下、第２３週「大番頭のてのひら」ネタバレあり感想です↓】

養之助こと西畑大吾くん、”また”徴兵される！！

先週末、第23週の予告編を観た時から、養之助の徴兵が一番気になっていました。

予告を観たとき「え、うそ！また！？」と言ってしまいました。

朝ドラ「ごちそうさん」でも主人公め以子（杏）の次男役を好演した西畑大吾くんが、今回の「あさが来た」でもはつ（宮崎あおい）の次男として好演しています。そこで私は「今回は長男の藍之助に比べて出番が少なそうだけど、みかん畑を継いで幸せな人生を送るんだろうな。」と安心しきっていました。

「ごちそうさん」ではショッキングな展開だっただけに、「あさが来た」では元気でいるだけでほっとしていたんです。

それが！！

またもや…結婚式（祝言？）を挙げたばかりの養之助が徴兵されるというショッキングな展開になってしまいました。

ある意味、大番頭さんの入院よりショックだったかも。みなさんはいかがだったでしょうか。

栄三郎役の桐山照史さんがスタジオパークに出演した時に、大番頭役の山内圭哉さんのインタビューがあって、そこで「（大番頭は）また違った形で（「あさが来た」に）出演する」という話がありました。そこで、大番頭さんについては、治るんだろうなという安心感がありました。

大番頭さんとウメの別れ

大番頭さんとウメが意外な形で再会することになりました。

大番頭さんの妻が看病している時ではなく、あさとウメが看病して手を握っている時に目が覚めるというロマンチックな展開。

大番頭さんの奥さんの役は少し気の毒な気もしたのですが、あさ＆ウメが中心のドラマなのでこれで良かったですよね。

ウメの恋は実らなかったですが、二人の気持ちは通じ合っていたところが切ないです。ウメは自分が幸せになること以上に、あさの幸せと大番頭さんの幸せを一心に考えているんですよね。うぅ…ウメにも幸せになってほしいです。

ウメなら「これでええんだす」と言いそうですが…。

成澤先生のキャラが面白すぎる

成澤先生が「私の考えは壮大すぎて今の時代には早すぎたのだ！」というようなことを叫んでいましたが、そこがかなりツボで爆笑しました。

実際の成瀬仁蔵も、そんな風に思っていたんだろうなと想像します。新しいアイデアはあるのに誰にも理解されず予算もない、そんな状況の中で”あさ”こと広岡浅子と出会って女子大学校を設立することができたのは、成瀬仁蔵にとって急展開でありながら最高の出来事だったと思います。

それにしても成澤先生は、アイデアを閃いて最高の気分になったり、予算がないからもうダメだと嘆いたり、0か１００かという気分のアップダウンの表現が面白すぎますよね。

東京の日本女子大学の成瀬記念館では「女子大学校設立の恩人ー広岡浅子展」が開催されているそうですので、お近くの方は是非！⇒成瀬記念館 | 日本女子大学

藍之助のキャリアチェンジが切ないながらも今後の展開に期待

やっとの思いで大阪で銀行の仕事に就くことが出来た藍之助が、和歌山のみかん畑を継ぐことになったのは切ないですね。

そうは思いながらも、今度の藍之助は、弟の養之助が徴兵されて自分がみかん畑を継ぐことになった状況に納得しているように思えました。やっと家族も賛成してくれて大阪で希望の仕事ができるようになったのに、誰にもどうしようもない状況になっているところが何とも言えません。

和歌山の”はつ”の一家について

今井のお父様も亡くなってしまい寂しくなりました。あさの考えに共感して、今井家が目白に持っていた別荘地を女子大学校の敷地として寄付。すごい！

と同時に少し思ってしまったのが、和歌山のはつの一家はもうちょっとどうにかならなかったのだろうか…ということです。実話でも、実在した天王寺家は倒産してしまい、はつのモデルである広岡浅子の姉も早くに亡くなってしまうのですが、ドラマでもあさの家との格差があまりにもありすぎて時々「どうにかならなかったのかな」と思ってしまいます。

はつが「何事にも耐えながらも幸せを見つけ出せる能力のある女性」だから成り立ったものの、はつだけではなく、藍之助や養之助も大変な思いをすることになったのが複雑です。

今井のお父様は目白の別荘地を寄付して女子大学校設立の話が盛り上がっている一方で、ひたすら大変なことに耐えるはつ一家にも思いを馳せてしまいます。