政府がキャッシュレス決済普及を推進するということで、急速に話題になりはじめた様々な決済方法ですが「沢山ありすぎて何が何だかわからない」「本当にお得で便利なの?」「安全に使うことはできる?」と疑問や不安を持っている方もいらっしゃると思います。今回は、キャッシュレス決済について、3種類にわけてわかりやすく詳しく解説したいと思います。
キャッシュレス決済メインの3種類はクレジットカード・電子マネー・スマホ決済
キャッシュレス決済を一口に言うと、現金を使わない決済方法ということです。
①スマホ決済:QRコードやバーコードを読み取って支払う新しい決済方法でアプリ導入がポイント
今一番話題になっているのがスマホ決済です。このブログでもいくつかご紹介しているのですが、paypay、LINEpay、楽天ペイ、auPAY、d払い、Origami Pay、メルペイなどがあります。7月にはセブンイレブンのセブンペイがスタートします。珍しいところでは銀行系でゆうちょpayなどもあります。
これらのスマホ決済の特徴は、スマホにアプリを入れてQRコードやバーコードを表示するだけでレジでの支払いが完了するので速いという点と、割引還元があってお得だという点です。
また、ポイントカード(楽天・dポイント・Tポイント)と連携してポイントがそのまま使えたり、スマホアプリの売上金をそのまま店舗で使うことができたり、とお得な点が沢山あります。
まずは各決済方法のアプリをスマホに入れて、そこに現金をチャージする、またはクレジットカードでチャージする、銀行口座で支払う、などの方法があり、各社違った支払い方法となっています。
これから特に有力になってきそうなのが、PayPayとLINE PAY、そして楽天ペイです。
PayPayはソフトバンク系列なので、子会社のYahoo!JAPANカード(クレジットカード)でチャージして支払うと常時1.5%還元となっています。また、残高にも0.5%のキャッシュバックがされます。
次にLINE PAYですが、7月末までのキャンペーンでコード決済で3.5~5%の還元が受けられるようになっています。また、前月の利用金額によって0.5%から2%のポイントが還元されます。
楽天ペイは楽天系列ですので、楽天カードを登録すれば1.5%還元が受けられます。また、楽天スーパーポイントも0.5%加算されますのでお得です。店舗限定の10%ポイントバックなどもあります。
私は神戸在住なのですが、サッカーチームのヴィッセル神戸は完全キャッシュレス化を導入していると電車の中吊りで見かけました。ノエビアスタジアムにサッカーを観に行った時は、楽天系列のキャッシュレス決済方法(楽天ペイ・楽天Edy・楽天カード)で支払いが完了するようになっています。(楽天ペイでのグッズ購入は10%オフです。)
②電子マネー:プリペイド(先払い方式)とポストペイ(後払い方式)がある:Suica/ICOCAなど(交通系)・WAON(イオンスーパー系)・nanaco(コンビニ系)・楽天Edy(楽天系)は先払い・iDとQUIC Payは後払い
次に電子マネーですが、プリペイドと呼ばれる先払い方式のものと、ポストペイと呼ばれる後払い方式のものがあります。
プリペイド(先払い)の電子マネーの中でも有名なものは、SuicaやICOCAなどの各地域の交通系電子マネー。スーパーでしたら有名どころでWAON。コンビニの電子マネーだとnanacoなどがあります。また、通販の楽天が運営している楽天Edyも最近はチェーン店での割引率をアップしています。
ポストペイ(後払い)の電子マネーはiDやQUIC PAYが有名です。(スマホ決済の中でもメルペイ(メルカリ系)は店によってはiD払いとなります。)
電子マネーが人気になっている理由は、決済が速いだけではなく、クレジットカードからチャージした場合、クレジットカードと電子マネーの両方のポイントを二重取りできるところも多いという点でお得になることも多いからです。
③クレジットカード:VISA・MASTERCARD・JCB・AMERICAN EXPRESS
カードの右下にVISA・MASTERCARD・JCB・AMERICAN EXPRESSなどのマークがついているものがクレジットカードとなります。これらの会社を通じてお金を信頼(クレジット)で借りて、後払いで数ヶ月後に銀行引き落としで信販会社に支払う、というものです。
クレジットカードの場合、借りて返す、をきちっと繰り返しているとクレジット(信頼・信用)ヒストリーが作られていってより高額のお金を借りやすい(クレジット枠が増える)仕組みになっています。
クレジットカードのおすすめは、VISAかMASTERCARDです。JCBは海外では使えない場合が多いことと、AMERICAN EXPRESSも使えない場所が多いためです。
例えば、今年から募集が始まっている東京オリンピックの観戦チケットですが、チケット購入に使えるクレジットカードはVISAのみとのことでした。
楽天カードやイオンカードなど、よく使うお店でポイント還元率が高いカードが人気となっています。
(また、最近はデビットカードと呼ばれる銀行から即引き落としとなるカードの普及も進んでいます。クレジットカードでお金を借りて後で返すという方式が苦手な方に人気となっています。)