メルカリで成人式用の振袖を多数出品したアカウントがあり、「成人式用の振袖レンタル&販売会社”はれのひ”と関連があるのではないか」とニュースになっています。
後日メルカリが、そのアカウントと“はれのひ”との関係を調査中であることを発表しましたが、振袖関連商品を多数販売していたアカウントは現在非公開になっています。
その理由はなぜなのでしょうか?詳しくまとめました。
(追記:今回問題になっているアカウントを運営していた人物と同一人物と思われる人が他フリマアプリ”楽天フリル”でも同様に振袖関連商品のみを多数販売していたとしてニュースになっています。)
- 実はメルカリの通常出品は個人利用のフリマはOKだが、法人利用はNGだった!
- 法人がメルカリを利用するには法人アカウント取得が必要
- まとめ:個人アカウントでの法人出品が疑われる場合は注意が必要
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実はメルカリの通常出品は個人利用のフリマはOKだが、法人利用はNGだった!
メルカリで振袖ばかりを出品していたアカウントが非公開になってしまった理由は、法人出品が疑われたからなんです。
メルカリの通常出品は個人にのみ認められています。個人として家で使っていた不用品などをフリマとして出品するのが本来の出品方法です。
今回、振袖を沢山出品していたアカウントでは「前撮りにのみ使用した新品です」と商品説明に記載された振袖が多数出品されていたことから、個人のコレクターである可能性は低そうだと考えられます。
例えば、着物レンタル店や販売店の在庫処分であったとすると、法人アカウントを取得する必要があります。
法人がメルカリを利用するには法人アカウント取得が必要
今回の振袖販売アカウントが万が一“はれのひ”関連でなかったとしても、売上金額の多さや新品に近い商品が多かったことを考えると、法人アカウントを取得して販売する必要があったと思われます。
メルカリでは最近になって法人利用が解禁されていますが、法人がメルカリを利用するには法人アカウントを事前に取得する必要があり、個人のアカウントで取引きを行うことはできません。
法人が利用する場合は、メルカリチャンネルでのライブ配信中のみの販売となり、個人出品とは条件や販売方法が大きく異なるのが特徴です。
今回問題になっている振袖販売アカウントの場合、法人出品の可能性があることから非公開となり調査対象となっています。
(★“はれのひ”と関連があった場合は、メルカリ規約違反以外に法律に違反する恐れがあります。このブログ記事執筆時点では関連についてメルカリが調査中の状況です)
メルカリは規約違反の法人出品をパトロール・取締中でも追いつけていないのが現状
「とは言っても、業者や法人っぽいアカウントで出品している人は多いよね?」と思う方も多いと思います。外国から仕入れたと思われる新品商品ばかりを出品しているアカウントも時々見かけますよね。
メルカリではこういったアカウントが個人アカウントで出品しているのを随時パトロール・取締中なのだそうですが、現状では全ての業者や法人“らしい”アカウントを取り締まることはできておらず、追いついていません。
まとめ:個人アカウントでの法人出品が疑われる場合は注意が必要
今回は、成人式前から振袖関連商品のみを多数メルカリに出品していたアカウントが非公開になった理由と、メルカリの規約違反について詳しくご紹介しました。
メルカリでは個人アカウントで法人と思われる業者が出品することを禁じてはいますが、取り締りが追いついていないのが現状です。
今回ニュースになっているアカウントと”はれのひ”との関連は現時点ではまだ不明ですが、規約違反の法人出品だと疑われそうな商品の出品や、大量の商品出品には注意が必要です。
万が一、メルカリチャンネル以外での法人出品を見かけた場合は、そのようなアカウントからは購入しないようにする、またはメルカリ事務局に通報しておく、などの対策をしておきましょう。