ドラマ「精霊の守り人」シーズン1第3話は「冬ごもりの誓い」と題して、チャグムがいよいよ覚悟を決めて動き出す様子が描かれました。
自分の宿命を知ったチャグムが遂にそれを受け入れる時がやって来たようです。
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— ORICON STYLE (@oricon) 2016年3月19日
【↓以下ネタバレありですので、まだご覧になっていない方はご注意ください↓】
シーズン1・第3話「冬ごもりの誓い」
自分の宿命を受け入れられなかったチャグムが覚悟を決めた理由
精霊の守り人#3〜冬ごもりの誓い❄️バルサとチャグム王子の逃亡する洞窟の中へ┏( .-. ┏ ) ┓=3=3=3🙋🏻 pic.twitter.com/aet7v3Tpy0
— ERIKA♪ (@JiNaname) 2016年4月2日
冬になり、洞窟でバルサと時を過ごすことになったチャグム。命を懸けてチャグムを守ろうとしてきたバルサの覚悟は、これまでチャグムとゆっくり話す機会がなかったこともあり、まだチャグムにはよく伝わっていませんでした。
冬ごもりで洞窟の中で二人で過ごしながらバルサの話を初めてじっくり聞くことができたチャグム。
バルサはこれまでチャグムを守ろうとするあまり厳しくなる場面が多かったものの、実は「あんた(チャグム)はまだ強い方だ。わたしは本当に弱かったんだ。」と自分の子どもの頃と比べるとチャグムを頼もしく思っていたことがわかります。
ジグロが国と家族を捨ててまでバルサの命を守ってくれた幼少時代、
カンバル王の弟の陰謀によって命を落としたバルサの本当の父親の話を聞くうちに、チャグムの心境に少しずつ変化が訪れた様子が、洞窟の場面で描かれました。
ジグロ「人を助けるのは殺すより難しい」
ジグロは亡くなる前に「人を助けるのは殺すより難しい」という言葉を残します。
15年で8人の元仲間を殺すことになったジグロ。人を一人助けるということは、その何倍も他の人を殺さなければ生き残れなかったというジグロの体験から来た言葉です。
この時の様子を知って初めて、バルサやニノ妃達が命をかけて自分を守ってくれたことがどれだけ大変なことだったのか、ということを知ったチャグム。
「バルサ、お願いがある。私に武術を教えてくれ」「生きたいのだ。バルサと一緒に戦いたいのだ。」
とバルサに頼み込んで、生き残るために武術を教えてもらうことにします。
第3話の会話の場面について
この洞窟の場面でバルサがカンバル王のくだりを話す場面は、バルサの父親・現在のカンバル王・バルサ・ジグロの関係を会話から読み取らなければならなかったので、物語背景を語るには少し複雑になってしまったようにも思えました。
会話の場面を少し減らして、映像で歴史を描いても良かったかもしれないですね。
ジグロがなぜ全てを捨ててまで、友であるバルサの父親の思いを受け入れた(=バルサを守った)のか、という所ももう少し詳しく知りたかったと思います。
和み場面はトロガイの歩みとタンダが鍋を吹き出したところ!?
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— ORICON STYLE (@oricon) 2016年4月2日
毎回のように書いてしまうのですが、トロガイの歩き方が今回もツボでした。
バルサとチャグムが二人で洞窟で過ごすようにまる前、タンダがナルーと呼ばれる白鍋料理を作っていた場面です。 トロガイが鍋の方に、魚を持って近づく場面で、またガニ股で高速歩きをしてきました。
トロガイの動きが全体的に好きで、この場面は録画して繰り返し観てしまいました!
もう高島礼子さんの面影はどこにもないのでした…。
もう一つ和んだ場面があります。
鍋を囲みながらチャグムが「バルサとタンダには幸せになってもらいたいのだ」と言った場面で、タンダが「ブフォ!」と鍋を吹き出した場面は微笑ましかったです。
命がかかってピリピリする場面が多い中、ほんわかムードが少しでもあると和みますよね。
ニノ妃と聖導師が話す庭が美しい
聖導師(平幹二朗)に対して二ノ妃(木村文乃)がチャグムを死んだことにしてほしいと懇願した場所は、鹿児島県日置市の千本楠。https://t.co/1BUuzHqhsE#精霊の守り人 https://t.co/53RnyRx6Vv pic.twitter.com/91Be6MGG1h
— Sakura Junichi (@kagopic) 2016年3月19日
もう一つ気に入っているのが、ニノ妃と聖導師が話す庭の場面の美しさです。 鹿児島ロケで撮影されたそうです。
詳しくは、ロケ地についてブログ記事を書きましたので、是非合わせてご覧ください。 ⇒【随時更新】ドラマ「精霊の守り人」ロケ地(撮影場所)はどこ?ロケ地情報まとめ【実写版NHK大河ファンタジー】 - さんぽガーデン
この場面を観ていると、レスリー・チャンとコン・リーが出演した中国映画「さらばわが愛/覇王別姫」を思い出します。
気品あるニノ妃と、アジアの何処かの国を思わせる景色でしょうか。
帝と聖殿の場面は少しぼーっとしてしまう
帝と聖殿が出てくる場面は、今回はぼーっとして観てしまいました。というのも、聖殿のピカピカ具合と、帝の感情がエスカレートする場面で、自分の気持が少しついていっていない感じがあるんですよね。
壮大な自然の場面や、バルサたちの衣装が地に足がついた雰囲気なら、聖殿の場面はそれと真逆の雰囲気がします。
最終話の第4話ではどのような形で登場するのでしょうか。
卵に導かれるまま進むチャグムと狙うラルンガ
卵の意思に導かれるままに進むことを決めたチャグムたち一行が青池にたどり着いたところで、狩人たちも追いつきジンが襲ってきます。
そこへ姿を現したラルンガ。どうなる?と想った所で、チャグムが突然すごい速さで宙を飛び、何処かへ消えてしまいました。
ここで第3話は終わりです。
第3話まとめ
全体的な話の流れとして、いくつかの出来事が並行して描かれました。
1)精霊の卵が成長中
2)チャグムは覚悟を決めてバルサから武術を習い、卵の導きにしたがって動き出す
3)バルサとカンバル王の関係を知る
4)帝はチャグムを取り戻そうとする
5)物語の場所が洞窟から青池へと移る
5)ジンが襲ってくる
6)ラルンガが現れる
複数の出来事を並行して描きながら、スピードアップしていきたかったところですが、第3話は少し減速してしまったような印象がありました。
会話の場面が多かったからかもしれません。
シーズン1最終話となる第4話は、遂に戦いの場面となりそうです。アクション多めになるのではないかと期待しています。
2007年にNHK-BS2で放送されたアニメ版「精霊の守り人」も人気です。ドラマと合わせて楽しむのもおすすめです。
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