【漫画感想】南インドのカレー&アーユルヴェーダで元気満点!「南印度は美味しいぞ~!」流水りんこ:食と文化を探訪できる一冊

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いつ読んでも元気が沸いてきて大好きなのが流水りんこ先生の漫画です。

流水りんこ先生のご主人のサッシーさんが南インドのケララ州ご出身の方で、日本&インドのマルチカルチャーなライフスタイルがパワフルで面白いんです。

「最近なんだか疲れてる…」と思った時に流水先生の漫画を読むと生きる気力がふつふつと沸いてくる、そんな感じです。

今回読んだ流水先生の漫画は「南印度は美味しいぞ~!」と題して、南インドの食と文化がテーマとなっていました。

流水りんこの南印度は美味しいぞ~!

ただカレーが美味しいだけではないインド。人の体に薬膳として取り入れられているアーユルヴェーダから、日本とも共通である主食「米」の魅力を最大限に活かした食べ方まで、南インドの文化が「これでもかっ!」とてんこ盛りの一冊です。

私が今までに関わってきたインドの人たちを思い出したりもして、元気満点になる一冊でした。今回は、この「南印度は美味しいぞ~!」をご紹介します。

流水りんこの南印度は美味しいぞ〜!

基本スパイスだけでも奥が深いぞ~!自分なりのアレンジで沖縄そばを楽しむ

漫画によると、インド料理の基本スパイスはターメリック(ウコン)・クミン・コリアンダー(香菜・パクチー・シャンツァイ)・辛いスパイス(チリ・レッドペッパー・唐辛子)だそうです。

クミンが「胃や腎臓を守る作用もある」ということで「そういえばクミンを買っていたよね?」と思い出した私は、早速クミンを取り出しました。

しかし、私が買っていたのはクミン・シード(種)。すぐに料理に混ぜるには難しく「クミンパウダーにしておけば良かった!」と思いました。

クミンにもシード(種)とパウダーがあるんですね。シードはその名の通り種がプツプツしていて、パウダーの方がすぐに使用することができますのでおすすめです。

(LOHACO)朝岡スパイス クミン粉末 28g

コリアンダー(香菜・パクチー・シャンツァイ)は私も大好きです。

私が一番気に入っているのが沖縄そばにどーんとフレッシュなコリアンダーをのせること。紅しょうがとネギも入れると、沖縄+アジアめし相乗効果な味がして最高に美味しいです。

サン食品 沖縄そば琉球美人(10食分900g×2袋)&沖縄そばだし(黒)とんこつ味(15~18人前390g×1本)×1セット

サン食品 沖縄そば琉球美人(10食分900g×2袋)&沖縄そばだし(黒)とんこつ味(15~18人前390g×1本)×1セット

粉のコリアンダー(香菜・パクチー・シャンツァイ)は、あらゆる料理に入れるとアジア風味が増して美味しいです。

(LOHACO)朝岡スパイス コリアンダー粉末 30g

インド料理は時間をかけて丁寧に作られている!

流水先生のご主人・サッシーさん一家が漫画で紹介してくれるのが「ドーシャ」

これはお米と豆をすってペーストにし発酵させたものを薄くのばしてクレープのように焼いたもの

これの中にポテトカレーを入れてくるっと巻くそうです。美味しそうすぎる…。

うーん、プニプニした食感なのでしょうか?漫画の絵とあいまって想像が広がります。

インド人お母さんが1歳の赤ちゃんに離乳食として作っていたカレーとナン(?)

ここでふと思い出したのが、私がアメリカ・カリフォルニアに住んでいた時にインド人の赤ちゃんのベビーシッターのアルバイトをしていた時のことでした。

赤ちゃんは1歳になるかならないかというぐらいだったのですが、かなり辛いカレーを食べていたんです。私が食べても「辛い~!」と感じるレベルのカレーです。

「離乳食も大人と同じ辛さのカレー!?」と驚きましたが、赤ちゃんはニコニコして食べていました。

お母さんは、そのカレーと一緒にクレープのようなものを作っていて、私にもごちそうしてくれたことがありました。

その”クレープのようなもの”は真ん中がプーっとふくらんで空気を含んでパリッとした食感だったんです。流水先生の漫画に出てくる「ドーシャ」とはまた違うのかなという印象です。

今にして思うと、インドのどの地域の人だったのか聞いておけば良かったです。かなり辛いカレーだったので、もしかすると北インドの人だったのかも…。

その後、インド人の赤ちゃんが1歳のバースデーを迎えた時にインド料理店を貸しきって行われたバースデーパーティにも招かれましたが、パーティメニューはやっぱりカレー

一言にカレーと言っても何十種類もあって「奥が深い!」と思ったのを覚えています。

日常食のカレーからパーティ食のカレーまで、いくつもいくつも種類があるんですね。

サッシーさんが南印度のレシピを教えてくれる!

南印度は美味しいぞ~!」では、サッシーさんが南印度のレシピをどんどん紹介してくれます。

ドーシャに続いてサンバール不思議野菜モリンガの食べ方

モリンガの葉のお茶や化粧品が最近流行していますよね。てっきり葉をメインで使うものだと思っていたのですが、元々は野菜なんですね。

最近、モリンガのサプリなどが健康食品としてスーパーフードのコーナーに置いてあって気になっていました。

日本では沖縄がメインの産地です。

アクアグリーン沖縄 琉球新美茶(モリンガ茶) 2g×30P ×2袋

アクアグリーン沖縄 琉球新美茶(モリンガ茶) 2g×30P ×2袋

レビューで「ミランダ・カーが飲んでいる」と書いている人もいます。知らなかった~!

アーユルヴェーダの本質は「幸せに生きるための知恵」

インドに伝わるアーユルヴェーダでは、体質別に食事や生き方を変えていくのですが、漫画に出てくるアーユルヴェーダ食研究家の香取薫先生の言葉で印象に残ったのが

アーユルヴェーダの本質は「幸せに生きるための知恵」なんだよ

アーユルヴェーダでは一番重要なのは「消化」

という2つでした。

体に良いと言われている食べ物やスパイスでも、自分の体質に合っていなければ無理して取る必要はないそうです。

また、消化を良くするために胃の働きを良くするものをあらかじめ食べておくのだそうです。

今は色んな健康法や食事法があって「○○を食べると絶対○○になる!」と言い切る方法が流行したりしますよね。

健康に自信がない時やダイエットしたい時は、ついついそんな方法にフラフラしてしまいそうですが、一人一人の体質に合った方法を取ることが一番大事だという考え方に納得です。

ちなみに、漫画にはショウガの薄切りレシピが載っています。これを食べておくと胃の働きが良くなるそう。これはやってみたい!

南インドのお米色々レシピ

南印度は美味しいぞ~!」で面白かったのが、南インドではお米の利用方法が沢山あるらしいことです。

米粉で作ったパンにも、豆粉を混ぜるものやココナッツを入れるもの、タピオカが入ったものなど色々あるようです。

お米の炊き方も、籾殻がついたまま一度ゆでて干して、またゆでるという調理法もあるそう。ここは漫画が面白いので是非!

京都大学カレー部のこと&マサラワーラー

昨日テレビ番組を見ていたら、京都大学カレー部が紹介されていました。なんでも、カレーを作るだけでなく、各地の歴史を研究したりイベントにも呼ばれたりと超多忙だそうです。

イベントごとにカレーは売り切れ、学祭でもカレーは好評なんだそうです。京都大学の総長が日本で初めてカレーを食べた人だという説があるとか。

これまで「京都大学の学祭に行ってみようかな」と思ったことが何度かあったものの、まだ行ったことがありませんでした。

今回のカレー部の活躍をテレビで見て「学祭でカレーを食べたい」というかなり具体的な願望に変わりました。

漫画「南印度は美味しいぞ~!」の中でもカレーを作り歩く二人組「マサラワーラー」が紹介されています。

誰かが自分の作った料理を食べて、目の前で笑顔になるのは嬉しいですよね。

(LOHACO)にしきや インドカレー パウチ17 ケララフィッシュ 100g

蘇るインド料理の思い出:行きつけだったインド料理店in三宮

神戸の三宮近辺にはインドの人たちが沢山住んでいて、インド料理店も沢山あります。

中学生の頃、模擬テストを受けに三宮へ向かった私がふと見つけたインド料理店。店の外からインド人シェフがナンを作っている様子が見える店でした。

当時、目の前でインド人が作ってくれる料理が珍しくて不思議で、三宮へ行く度に通っていました。

そのお店は今はベトナム料理店になっているんです。ベトナム料理店になっても通う私ですが、今でもリフォーム前のインド料理店の店内を鮮明に思い出せます。

インド料理やカレーのことを漫画で読んでいるうちに、私の中で体験した「インド」や「インド料理」の思い出が沢山蘇ってきました。

まとめ:流水りんこ先生最高!

流水りんこ先生が、”インド大好き!インドの食もカルチャーも大好き!”という気持ちが伝わってきて、読んでいて楽しいです。

こんなに美味しいんだ~!」と食べてないのに思えてくる漫画の絵も好きですし、取材相手の方々のことを読んでいるうちに「こんなに面白い人たちが世の中にいるのか」と衝撃が走ります。

なんと言っても元気が出て来るのが良いなと思います。「さっきまでモヤモヤしていたことって一体…」と思えるほど、漫画に出てくる人たちがいきいきしているんですよね。

「最近ちょっと疲れているから元気が欲しいな」という方にもおすすめの一冊です。

ちなみに私が流水先生の本で一番好きなのが、「インド夫婦茶碗 (ぶんか社コミックス)」シリーズです。インドの文化&日本でのマルチカルチャーな暮らしが豪快に描かれていて笑ってしまいます。

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