「漫画を読める」ことは当たり前だと思っていませんか?
私も漫画が読めることは当たり前だと思っていたある日、アメリカ人の友人からこんな質問をされました。
「漫画を読んでみたいけど、漫画ってどうやって読むの?」
ある日、友人と雑談をしていると日本の漫画の話になりました。
友人「漫画を読んでみたいんだけど、漫画ってどうやって読むの?」
さんこ「え?どうやって読むの?って吹き出しを読んで普通にページをめくるだけだよ。」
友人「そこが問題なんだよ。漫画って1ページの中に沢山絵があるよね。どの絵からスタートして次はどのマス目に行けば良いのかわからない!面白そうだから読んでみたいんだけどな。」
そうなんです。漫画が読めるというのは当たり前じゃなかったんです。
How to read Manga で検索すると出てくる沢山のページ
How to read Mangaで検索してみると、漫画の読み方についてのページが沢山出てきます。
「ワンピースとか犬夜叉とかナルトって人気があるなぁ。読んでみたいけど、漫画の読み方がわからない!」という人が沢山いるのです。
字が読めるからといって漫画が読めるわけではないのです。
私たちは、結構当たり前に漫画を読んでいて、自分には「漫画を読む技術」があるだなんて自分でも気づきませんよね。
私も質問されてみて初めて、漫画を読むには知識と経験と技術というものが必要なのだと知りました。
「ナルトを読みたいけれど、沢山のコマに分かれたこのページはどうやって読むの?」と質問しています。
漫画を読むにも、感覚的に次にどの絵と吹き出しに進むかがわかっていないと、スムーズには読めないものなのです。
日本の漫画の英語版を手に取ってみると表紙の裏に「How to read Manga」のページがあります。
初めて漫画を手に取る人にとっては日本の漫画はコマの大きさも様々で、どのコマからどのコマに進んで良いのかわからないようです。
幼稚園から小学生の時に自然に身に付いているらしい漫画リテラシー
私たちは、字が読めるようになる頃からごくごく自然に漫画雑誌や漫画を手に取って読み始めます。
学校で漫画の読み方は習いませんし、親が教えてくれるわけでもありません。
読んでいるうちに自然と身に着けているのです。
しかも、「漫画が読めるレベル10」とかレベル分けされているわけでもなく、当たり前だと思いすぎて誰も話題にしないレベルの話です。
漫画が読めることは実は凄いことだったのです。
年齢層やターゲット別の漫画が存在すること自体も凄い
こんなことも聞かれました。別の友人です。
友人「日本人って大人も漫画を読んでるのはなんで?」
さんこ「子どもは子ども向けの漫画を読んでるんだけど、大人には大人向けの漫画があるよ。女性向けとか、ファンタジーとかアクションとか、映画と一緒でそれぞれのターゲットに合わせた漫画があるんだよ。」
友人「え?そうなの?知らなかった。大人向けがあるとはすごい!」
違う目線で見てみると当たり前だと思っていたことも実は凄いことかも
こうして見てみると、当たり前だと思っていたことも実は凄いことだったりするのです。
もしかするとまだ気付いていないだけで、実は凄い特技になっていることがいっぱいあるのかもしれません。
また発見したらお伝えしますね。
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