自宅でできる血液検査キットを郵送するだけで病気のリスクが簡単にわかると聞いて、デメカル血液検査キットの中から「胃がんリスクチェックABC分類」という血液検査にチャレンジしました!
以前からピロリ菌がいるかどうかの検査をしてみたいとは思っていたものの、特に問題なく日々を過ごしていました。検査前は「たぶんピロリ菌はいないだろうな」と予想していたものの、デメカル血液検査キットでの検査の結果が届いてみてびっくり!まさかの「ピロリ菌:陽性」でした。血液だけでここまでわかるなんて、本当にすごいです。
「検査してみて良かった!」と思いました。私のように特に危険性を感じていない方や、病院での人間ドックや健康診断が苦手な方、気にはなっているけれど普段忙しくて病院での検査の時間がとれない方に特におすすめです。
今回は、デメカル血液検査キットを実際に使って検査した方法(検査キットの使い方)、検査手順、結果通知方法、今回の検査結果の数値詳細と感想(レビュー・口コミ)について、詳しくご紹介したいと思います。
- デメカルの血液検査キット。今回は「胃がんリスクチェックABC分類」をチョイス。
- デメカルの「胃がんリスクチェックABC分類」検査キットでの血液検査の流れ
- 血液検査キットの使い方
- 結果は2回にわけて届く(①メール速報・②封書での検査結果詳細)
- デメカルで血液検査してピロリ菌陽性が判明した感想
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デメカルの血液検査キット。今回は「胃がんリスクチェックABC分類」をチョイス。
デメカル血液検査キットには沢山の種類があります。
・「メタボリックシンドローム&生活習慣病」セルフチェック(男女兼用)
・「生活習慣病+糖尿病セルフチェック」
★「胃がんリスクチェックABC分類」(今回行った検査)
・「ピロリ菌検査」
・「B型/C型+HIVセルフチェック」(B型肝炎/C型肝炎/HIV感染症チェック)
・「男性がん総合リスクチェック」
・「女性がん総合リスクチェック」
・「がんリスクチェッカー」
このラインナップの中から選んだのは「胃がんリスクチェックABC分類」です。「ピロリ菌検査 胃がんリスクチェック」とも似ていますが何が違うのかというと、検査項目です。
「ピロリ菌検査」の方は、その名のとおりピロリ菌がいるのかいないのか(陽性:陰性)の検査をします。私が今回行った「胃がんリスクチェックABC分類」の方は、ピロリ菌の検査(陽性:陰性)に加えて、ペプシノゲンI、ペプシノゲンIIという項目で、萎縮性胃炎の有無とその程度を調べます。
ピロリ菌がいる状態(陽性)だと、将来胃の病気(胃潰瘍、十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎、胃がん)になる可能性が高くなってしまいます。
そして、ピロリ菌がいない状態(陰性)の場合でも、萎縮性胃炎になっていると胃がんリスクが高くなると言われています。
デメカルの「胃がんリスクチェックABC分類」検査キットでの血液検査の流れ
デメカル血液検査キットでは、自分で自宅で採血して、その血液に封をしてキットにはめ込んで、郵送して返送するという流れです。郵送から1週間~10日ほどで「メール速報」で結果のダイジェストがまず届きます。次に封書で、検査の詳しい結果が郵送されて届くという流れです。
では、私が体験した血液検査から結果を知るまでの流れを、画像ありで詳しくご説明します。
血液検査キットの使い方
デメカル血液検査キットの中に入っているのは、血液検査キット、返送用書類2種類(検査申込用紙・質問表)、返送用封筒、注意事項/取扱説明書(使い方が書かれた用紙)です。
準備する(取扱説明書を読む・ボトルの準備・手の血流を良くする)
取扱説明書に一通り目を通したら検査スタート!
手を綺麗に洗って乾かします。「ボトル」(後で血液を入れます)の蓋をあけてトレイにセットします。
手の平をマッサージしたり、手をブンブンふったりして血が出やすいように血流を良くします。
採血する(ランセットを使って採血⇒吸引器のチップに血液を染み込ませる)
付属の消毒布で指先を拭きます。
ピンクと白が目印のランセットで出血させます。
私の場合は、ここでなかなか血がでなくて予備のランセット(2個目)も使用しました。先程とは少し違う場所に刺すと血が出やすかったです。
血液の目安は「あずき大」。指先から出すだけにしては結構多い量だと思います。 血液が出にくい場合は、指先をしぼるようにします。私もしぼり出しました。
吸引器の先のチップが赤くなるまで血液を吸い込みます。
チップの白い部分が血液を吸収して赤くなりました。
吸引器をボトル(準備で蓋を開けて立てておいたもの)に差し込みます。
吸引器の先のチップ(血液を吸い込んだ部分)をポトッとボトルに落とします。
吸引器をはずして、ボトルの白いふたをしめます。
血液を混和・分解する(郵送する血液の溶液を作る)
まずは、指を絆創膏で止血しておきます。
先程、白いふたをしめたボトルを30~40回強く振ります。
すると、溶液に血液がじわーっと染み込んで赤くなります。
ボトルの白いふたをはずして、今度は「シリンダー」を差し込みます。少し力が必要なのですが、ゆっくりぐぐーっと底まで押し下げていきます。
容器を密閉する(郵送する血液溶液を完成させる)
シリンダーを差し込んだまま、緑の密閉キャップを差し込んで閉めます。
ここまで完了すると、溶液が透明になっているのが不思議です。
自宅で血液検査の溶液を作ることができました!初めてでも簡単に完成させることができるのが良かったです。
郵送する(血液検査キット+記入済み用紙を封筒に入れて返送する)
完成したボトルをデメカル血液検査キットのトレイにはめ込みます。使用済みのランセットは医療ゴミとして処理する必要があるため、こちらもトレイに入れて返送します。
デメカル血液検査キットに入っていた「検査申し込み用紙」と「質問表」に必要事項を記入します。(検査申し込み用紙の控えを自宅に保管しておきます。)
封筒に入れるものリストは以下のとおりです。
・検査キット(血液溶液・使用済みランセットなど)
・検査申し込み用紙
・質問表
を封筒に入れて郵送します。切手は必要ないので郵便ポストに投函するだけで簡単でした!
結果は2回にわけて届く(①メール速報・②封書での検査結果詳細)
検査結果は2回にわけて届きました。まず、最初に「速報」としてメールで結果のダイジェストが届きます。次に封書で検査結果詳細と検査結果の説明用紙が届きます。
①郵送から約1週間後、検査結果のダイジェストが「メール速報」で届く
デメカル血液検査キットを郵送してから約1週間。速報メールが届きました。
この時点では「検査結果どうなったのかな。たぶん陰性だろうけど…。」と思いながらメールを開きました。
ピロリ菌の数値が187.2と高い数値で「NG」と出ています。10.0U/ul以上で陽性とされているので、かなり高い数値です。
下の方に「NG** …高度の異常値」と記載されています。ううっ。
青い文字で「ピロリ」と書いてあるリンクをタップしてみました。
結果は…ピロリ菌陽性。
まさかまさかの結果でした。というのも、ピロリ菌は幼児期(3才ぐらいまで)に感染しやすいと言われており、親がピロリ菌を持っていない(陰性)場合や、衛生環境の良い環境で育った場合はピロリ菌に感染している人は少ないと言われているからです。
私の場合、親はピロリ菌陰性(ピロリ菌を持っていない)ですし、特に衛生環境が悪かったわけでもないのであまり心配していませんでした。世代的にもピロリ菌に感染している人は10%強ぐらいだと言われています。
どこから感染してしまったのかは不明なのですが、ピロリ菌陽性であることを知ることができて良かったです。
続いて、ペプシノーゲン法による胃の萎縮度の検査項目(ペプシノーゲンI、ペプシノーゲンII)では「陰性」でした。
ピロリ菌陽性:ペプシノーゲン(胃の萎縮)陰性、の結果を合わせて「胃がんリスクチェックABC分類」では「B」に分類されました。
今のところ必要なのは、ピロリ菌の除菌(病院への通院と除菌のための薬の服薬)です。胃炎の可能性は少ないのですが、将来的には内視鏡検査を定期的に受けるのが良い、という結果でした。
(メール速報はとてもわかりやすいのですが、1点だけデメリットを挙げると、スマホで見た場合、字の表示が小さかったです。パソコンやタブレットで見るのが良さそうです。)
②メール速報から2日後、封書(郵送)で検査結果詳細が届く
メール速報を見てからは封書での検査結果詳細が待ち遠しかったです。
メール速報から2日後、封書が届きました!
届いた用紙は2枚。検査結果と説明用紙です。
結果はやはり「ピロリ菌陽性」。数値もとても高いものです。
胃がんリスクのABC分類の中では「B」に分類されます。「ピロリ菌陽性だが、萎縮性胃炎ではない」というものです。
胃がんリスクのA・B・C・D分類について詳しくは同封されていた説明用紙に記載されています。
ピロリ菌がいる(陽性)状態は将来の胃がんリスクはあるのですが、胃の萎縮はしていないということで「B」分類でした。ピロリ菌の除菌をしてまた同じ検査をすれば「A」に分類される可能性が高いようです。
最もリスクが高い「D」の状態になると、胃の萎縮が進み過ぎて、ピロリ菌が住むことができずに退却した状態となります。この場合は、ピロリ菌は陰性となりますが、ペプシノゲン法で胃の萎縮を調べる項目で陽性となります。
デメカルで血液検査してピロリ菌陽性が判明した感想
これから、ピロリ菌の除菌のため病院へ行くことになりました。
デメカル血液検査キットの検査結果を知って、最初はショックだったのですが、そのうち「自宅で血液検査するだけでここまでわかって良かった!」とポジティブな気持ちになりました。
というのも、胃炎などの自覚症状のない人が、ピロリ菌の検査のためだけに人間ドックや健康診断するのは少し敷居が高いですよね。自宅で気軽に血液検査できるのは本当に良いと思いました。
今は、デメカルの他の血液検査もやってみようかなと思っています。周りの人にも「気軽にできるから念のためにやってみて」とおすすめしているところです。
それにしても、デメカル血液検査キットで検査してみて本当に良かったです。病院でピロリ菌除菌のため服薬することになりそうですが、この時点で将来の大きな病気のリスクを抑えることができるのはありがたいと思いました。
デメカル血液検査キットは、私のように「たぶん大丈夫だろうけど、一応検査しておきたいな」という方や、「人間ドックや健康診断で、胃カメラや内視鏡検査、バリウムを飲むのは嫌だけど、気軽に検査できる方法があればやってみたい」という方に特におすすめです。「忙しくて病院へ検査にいく時間がなかなかとれない」という方も是非。
健康を気にされているご家族やお友達へのプレゼントにも最適だと思いました。
デメカルの血液検査について気になった方はこちらから詳しくご覧になれます。
男女でセットになっているものもありますので、ご夫婦でチャレンジしたい方は是非。