メルカリのアカウントを不正に取得し、多数のアカウントを転売したとして逮捕者が出ました。このニュースを聞いて、メルカリのアカウントが取引されていたことに「なぜ?」と疑問を持っていた方も多いのではないでしょうか。
このニュースを詳しく見ていこうと思います。
【なぜ取引していた?】不正取得されたアカウントは誰が何のために買っていた?
そもそもなぜメルカリのアカウントが売買されていて需要があったかというと、アカウントを欲しい人がいたからなんですね。
メルカリのアカウントに需要があった理由の一つは、以前に違反行為などで永久利用停止などのペナルティを受けてメルカリが使えなくなった人がまたメルカリを使いたいと思って購入していたというケースです。
この場合、ブランドの偽物や盗難品などがメルカリで売買される恐れがあるとのことです。
(現に、メルカリでブランド品を出品している人の中には、保証書を出品画像に映しておいて発送する時には送らないというグレーな取引をしている人もいます。)
また、他の理由としては、他人名義のアカウントを購入して複数のアカウントで自己取引をしたり、同じ商品を多数出品するなどの目的で使うというケースもあります。
どのような禁止行為につながるかというと、例えば自己取引の場合、自分が出品した商品を別アカウントで購入してクレジットカード払いで支払い、クレジットカード枠を売上金として即現金化するという行為です。
また、複数アカウントを使えば、メルカリで禁止されている「同じ商品が含まれる商品の複数出品」を行ってもばれにくい、など様々な利用目的があったと考えられます。
他人名義のアカウントや不正取得されたアカウントの購入は犯罪につながるので気をつけよう
メルカリが使えなくなった人などで、アカウントを手に入れたいと思うこともあると思いますが、他人名義のアカウントや不正取得されたアカウントを売買する行為は犯罪につながりますので、どこかで安く出品されていたとしても取引しないようにしましょう。
今回逮捕者が出たケースですと、アカウントを不正に多数作って販売した人は「私電磁的記録不正作出・共用の疑い」で逮捕されています。
メルカリやその他のフリマアプリ、銀行口座やマネーカードのアカウントの不正入手や売買は、禁止されています。
警察のサイバーパトロールによって随時監視されていますので、不正行為のないように気をつけて利用したいところです。